環境を知る 教育研修
入社前に専門的な知識がない方であっても、
HEXEL Worksでは基礎から応用までを余すことなく学ぶことができる教育体制を整えています。
現場を手厚くフォローする多様なプログラム
1年目 現場に慣れ、作業の流れを覚える
若手施工管理職の早期育成プログラムである「3年の軌跡プログラム」は、職人さんと共に電気工事のリアルを半年間体験することから始まります。実はこの最初の半年間が、3年の軌跡プログラムにおいて最も重要な経験であり、施工管理を机上で学ぶだけでは決して分からない「現場のリアル」を、職人さんと一緒になって作業することで、自分自身の実体験として蓄積できるのです。
具体的には、電気工事士の資格がなくても行える作業や、道具や資材の準備といった「手元作業」を行い、現場に慣れることから始めます。その中でさまざまな方と会話をしながら、電気工事の流れや効率的な段取りなどを覚えていきます。
そして半年後からは、施工管理職としての本格的なキャリアをスタートします。日々、上司や先輩の指導を受けつつ、意識的に施工図や施工要領書を見て、資料の読み方の理解を深めます。また、施工図を見ながら必要な材料の数量を算出する「拾い出し」を行いつつ、カタログを見て材料の使用方法や施工に見合った材料選択について学び、材料発注についても習得します。それらに加えて、現場の安全を守るために、安全工事日報やKY(危険予知)用紙など、安全書類を作成および整理。これら一連の実務を通して、現場での作業の流れをつかんでいきます。
2年目 覚えた知識をもとに、作業の流れをつくる
基本的な業務を覚えたら、いよいよ応用的な業務へ。2年目は作業を「つくる」側にシフトしていくことが目標となります。たとえば、建築・設備業者、ならびにメーカーとの打ち合わせに同席し、打ち合わせのやり方を把握します。社外の業者との連携が取れたら、次は具体的な作業を決定する打ち合わせに参加。作業が円滑に進行するように調整します。もちろん、パソコン上でCADソフトを用いた簡単な施工図の作成や、各工程でのチェック作業などにも参加し、品質管理のイロハを覚えます。
それらと並行して打ち合わせをもとに作成された工程表を読み取り、建築工程・他業者の工程・電気設備工程を理解し、工程の全体の流れを把握。建設現場で発生するさまざまな場面に関わり、責任を持って職人さんに指示を出します。これまでは上司に直接かかってきていた電話も自分宛に掛かってくるようになり、現場になくてはならない存在になってきます。そして、この頃には自分自信で判断することも増えていき、小さな成功体験や達成感を積み重ねていけるようになります。
3年目 つくった作業の流れを、俯瞰して管理する
いよいよ独り立ちに向けての助走期間。工事を進めるのに必要な業務は一通り経験し、コスト管理の重要性にも段々と意識を向けられるようになります。加えて、施工管理の必須技能である施工図の作成も習得します。施工図は、作業の上で最も重要な書類のひとつ。建物の完成形である設計図を元に、細かい寸法や配線のルートを考え、職人さんが正確に作業できるように施工図を作成します。その上で設備の組み合わせ具合――いわゆる「納まり」について、他業者とすり合わせを行い、適切な利益を上げられるようにします。
また、各種会議や打ち合わせの資料を作成することで、内容の理解に努めます。こうして作業全体の流れが管理できるようになり、かつチームとして職人さんと密に連携を取り、「ものづくり」をしている手応えも強くなっていきます。
4年目 自分が中心となり、1人で現場を管理する
3年の軌跡プログラムを通して身につけた知識やノウハウ、実務経験をもとに、4年目以降は、自分自身が主体的に動き、チームを巻き込みながら1人で現場を管理できるようになっていきます。そして、「自ら考え、決めていく経験」を重ねることで、それぞれの得意なやり方を確立し、さらにはそれを磨き続けていきます。
- 資格取得支援制度も!
- さらなる技術力向上を図るため、HEXEL Worksでは資格取得支援制度も完備。1級電気工事施工管理技士の取得を目指し、社内通信教育および受験直前講習を受けることができます。教育面をサポートすることで、学科合格の全国平均は56.1%のところ、当社社員の合格率は78.8%を記録。その他にも、支店ごとに勉強会を定期的に行ったり、受験料ならびにテキスト代は会社負担。資格取得を全面的にバックアップしています。